たけうちブログ

秋田内陸縦貫鉄道のこれから

秋田県議会の産業観光委員として、秋田内陸縦貫鉄道の吉田社長から話をうかがってきました。
事業計画やコロナ禍を経た実績推移などご説明をいただきました。

阿仁合駅の車両車庫では、観光列車「秋田縄文号」や「里山列車EMI」も案内いただきましたが、車内の装飾コンセプトにこだわりや工夫があり、特に「100匹に1匹の割合で熊が混ざっている」というEMI号のシートに施された秋田犬のデザインは、遊び心があって楽しいものと思いました。

その後、鷹巣駅まで約1時間、お昼ご飯をいただきながら、田んぼアートや企画列車など、さまざまな取り組みについて説明いただきました。

さて、内陸線は、地域の生活の足と観光コンテンツの二つの使命を担っています。
進む人口減少に伴い、地元からの収入は減少が予測される一方、台湾を中心とした海外からの団体ツアーの需要は伸びており、コロナ前の利用者数を超えています。
加えて、個人旅行客などの呼び込んでいくことに期待したいところです。そのためには、SNSなどでの情報発信は重要です。
内陸線の企画の中でも人気ある「ごっつお玉手箱列車」。乗客は、社内に次々に持ち込まれる地元農家のお母さんたちの手作り料理を楽しみます。2009年から継続的に行われていて、年間16回ほど運行する人気コンテンツになっています。
沿線沿いの農家や民宿を社長が案内する「里山さんぽ」や、沿線農家の旬の農産物を届ける「オーナー制度」も、列車だけでなく沿線全体での魅力を発信する素晴らしい企画だと思います。


今回お昼でいただいた「阿仁のマタギ飯」も一品ごとにこだわりを感じる素敵なお弁当でした。
昭和の時代に広く使われていた「ポリ容器のお茶」は、とても懐かしい気持ちになりました。
秋田内陸線、国内外の方に感動を与えられる秋田県の貴重なコンテンツです。
私自身の体験を通しながら、多くの人に体験してもらうべく情報発信してまいります。

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