たけうちブログ

伝統技術を現代に調和する力

異業種団体の視察で弘前を訪問しました。刃物屋「二唐刃物鍛造所」と手織り物「弘前こぎん研究所」、そして「シードル工房」。



二唐刃物鍛造所
江戸時代から続く刃物店です。製造するのは、時代の変化と共に、刀から包丁やアウトドアナイフに変わりましたが、高い技術に基づいた品質とデザインから、海外ブランドとの提携など広く展開されています。




弘前こぎん研究所
シメントリー(左右対称)なデザインで高い人気だそうです。農民の衣類が麻素材しか許されていなかった江戸時代に、保温と補強の工夫で生まれた「津軽こぎん刺し」。現在は、さまざまな製品に展開されています。



シードル工房
弘前市りんご公園内のりんごの普及啓発の施設兼工房。
弘前市のりんご生産量は、日本の3割に及びます(青森県全体で6割)なぜこんなにりんご栽培が広がったのかというと、明治維新後、武士の働く場として奨励したことによるそうです。
現在では、りんご農家も高齢化により人手不足が課題となっています。
訪れたりんご畑では、除草剤を使わず、大型の自動草刈機を使うとのこと。刈られた草に含まれる窒素が土に染み込み、りんごの栄養分となるためだとか。
二唐刃物やこぎんなどは、技術や伝統を現代の需要に調和、付加価値化させて産業発展につなげていました。
また、りんごに付加価値をつけ、収入の通年化も実現しており、まさに理にかなった展開と感じました。滞在中も、魅力的なシードルやアップルパイを楽しませていただきました。
 
視察から得た有意義な学びを、秋田の産業の発展につなげていきます!

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