「生き様を後輩たちに話して欲しい」とのリクエストがあり、久しぶりに母校の中学校へ。
中学生という多感な時期、生き様というほどのものはありませんが、少しでも皆さんの参考になればと思い、お話させていただきました。
中学生の皆さんへ
大谷選手のような緻密な「曼荼羅チャート」で目標を描くことも素晴らしいですが、僕自身は「挑戦の連続」の中で、自分の人生の軸を定めてきました。そしてそれは、今もなお、現在進行形です。これが決して唯一の正解だとは言いませんが、「少し変わっているけれど、こんな生き方をしている人間もいる」くらいの気持ちで受け取ってください。
これからの人生で何かに迷ったとき、僕から伝えたいのは「厳しい道を選ぶ」ということです。厳しい道こそが、自分を成長させる経験を与えてくれます。「経験」は人生における最大の財産であり、経験を重ねることで自分自身が磨かれ、同時に「人生の軸」も太く強くなっていきます。
そしてもう一つ、常に「遊び感覚」を忘れないこと。僕の経験上、心に余白を持っていたほうが物事はうまく回っていきました。
変化の激しいこれからの時代を生き抜くのは、他の誰でもない「自分」です。将来の選択を、ご両親や先生に委ねるだけではいけません。最初はぼんやりとしていても構わないので、自分だけの「軸」を作りましょう。
その軸を強くするために不可欠なのが「生の経験」です。今はどこにいても簡単にネットで情報が手に入りますが、ネットの先にある「生の情報」に触れ、五感で感じることの大切さを決して忘れないでください。アルゴリズムによって自分の好む情報ばかりが集まりやすい今の時代だからこそ、意識的に視野を広げることが重要です。
偶然の出会いや、雑多な情報の中にこそ、重要な気づきが隠されています。まずは食わず嫌いをせず、多様な経験をし、様々な人と交流してみてください。そうするうちに、自分にとって何が大切で、何が合っているのかが自然と見えてきます。
僕自身、今でも好き嫌いはしません。批判を受けることや、立場の違う方から異なる意見をいただくことも含め、老若男女、過去・現在・未来といったあらゆる多様性との関わりは、「気づき」の連続です。
最後に、僕が専門としている「サステナビリティ」について触れさせてください。これは今後の社会において非常に重要な概念です。 サステナビリティを捉えるには、二つの大事な視点があります。
一つは「エリア(空間)の軸」。自分の足元である地域のことだけでなく、秋田県、日本全体、そしてグローバルな視点へと、思いを巡らせること。
もう一つは「時間の軸」。先輩たちが築き上げてきたものをいかに未来へ継承するために、現代を生きる我々が何をすべきかを探求することです。
皆さんのこれから続く「挑戦のストーリー」に心から期待し、素晴らしい人生になることを願っています。
以上、講演要旨です。
自分自身にとっても人生を振り返る貴重な機会にもなりました。
後日、皆さんの感想文を読ませていただきました。涙が出るほど嬉しかったです。
後輩たちに伝えたこと、私も有言実行で頑張ります!














