秋田日独協会が今年で創立50周年を迎えます。
秋田とドイツの交流が私の生まれた年から始まっていることは非常に感慨深いです。
そして、このたび50周年記念誌の制作に関わらせていただき、さらに寄稿もさせて頂きました。非常に光栄なことです。
振り返ると、私が初めてドイツに訪れたのはちょうど20年前、大学院の研究でフライブルク(エコタウンで有名な街)を訪問したときでした。旧市街地への車の乗り入れが制限され、その代わりに路面電車など公共交通が充実しています。老若男女がオープンカフェで交流を楽しんでいる景色が印象的でした。また、そこで頂いたワインとビールの美味しさがあまりにも衝撃的で、その後の私の人生を豊かにしてくれています。
このフライブルクは戦略的に「利便性」と「制限」いわゆる飴と鞭を上手に組み合わせ、車中心から人中心の社会に移行したモデル都市でもあります。カーボンニュートラルを目指す今の時代、わが秋田市においても学ぶことが多い町です。
さて、今回の寄稿では、2019年に訪問したパッサウ市での交流の様子を書かせていただきました。お時間あります時にご笑読いただければ幸いです。