大仙市で開催された秋田新幹線新仙岩トンネル整備の促進大会に参加してきました。豪雪、地滑りなどの災害リスクの高い田沢湖駅〜赤渕駅(18.1km)に15kmのトンネルを整備する事業です。これまでものり面工事、雪崩・落石対策などを施し、今回が抜本的な対応となります。
整備期間は着工より11年。整備費およそ700億円。トンネル完成後は、現状3時間37分の東京までの所要時間が7分短縮される見込みです。効果が薄そうに思えますが、あくまでも災害リスクの軽減を主要な目的としていると受け止めました。
そして、お話を聞きながら、奥羽新幹線(秋田市〜福島市)、羽越新幹線(青森市〜秋田市〜富山市)という二つの新幹線構想を思い浮かべていました。
昭和48年に基本計画として選定されてから、ほぼ50年が経っています。この構想が実現すれば、
秋田・東京間が2時間23分(74分短縮)
秋田・新潟間が1時間1分(149分短縮)
になると見込まれています。
これらは、大きく地方都市の価値を向上させるものです。移住、観光、商取引、企業誘致、二拠点生活などあらゆる面にインパクトのある事業です。
関係自治体との調整・連携、国との交渉など、さまざまなハードルがあることは承知していますが、この地方創生が求められ、更には、太平洋側の災害有事の際の日本海側のインフラ整備にも関心が高まっている時だからこそ、もっと大胆に、県民の気運も高めながら、政治が行動していくべきだと思います。
まずは、他都市も含めた議員の仲間と勉強会を立ち上げていきたいと思います。