北朝鮮拉致被害者の5人が帰国してから21年。その後の帰国者はいません。
時間の経過とともに、ご家族も高齢化しています。高校生や大学生、さらにはその教員でさえ、拉致の事実を知らない世代が増えてきました。
「全拉致被害者の即時一括帰国を求める国民大集会」に参加しました。国会議員、全国の都道府県議会議員、全国首長会、家族会、そして救う会が集結し、拉致被害者の奪回を誓いました。
岸田首相は、
「拉致問題は時間的制約のある人道問題である。長引けば長引くほど解決しにくくなる。核問題とは別次元で優先的に交渉していく。」
各政党の代表者は、
「進展しない状況に忸怩(じくち)たる思いがある。」
横田早紀江さんは、
「もう活動するなとお医者さんから言われているが、そういうわけにはいけない。命懸けで戦っている。どうか一刻も早く、日本人である日本人らしい姿で、日本で生活ができるように。(恵ちゃんは)何にも罪がないんです。」
「どうか、一刻も早くたくさんの残されている方を。今でも助けてと叫んでいる。声を出したらやられる。本当になんで助けてくれないのと思っている。」
「命がかかっている。命を日本に取り戻していただきたい。」
家族会の代表は、
「日本人の仲間を見殺しにしないでください。」
先日、救う会秋田代表の松村氏が秋田県の全ての高校に「めぐみへの誓い」のDVDを寄贈し、秋田県議会拉致議連の一員として秋田県教育委員会に同行しました。
この映画は、松村氏が総合ディレクターを務め、秋田で撮影されたものです。
拉致被害者とご家族の再会のため、今、私たちができる全てをやり尽くす。
日本の主権や国民の人権に関する問題は、私たち一人一人の行動で解決するしかありません。