秋田市出身で元ソフトバンクの摂津正さんが慢性骨髄性白血病と診断されたことを公表されました。
一日も早いご回復を祈念し心よりお見舞い申しあげます。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2443a845048977353fd58a3ff3eef5afffb3747a
白血病をはじめとする血液疾患などのため「骨髄移植」などが必要な患者さんとドナー提供者をつなぐために骨髄バンクがあります。
適合するドナーが見つかる確率は兄弟姉妹の間でも4分の1。
血の繋がっていない他人となると数百〜数万分の1とかなり低くなります。
骨髄バンクスペシャルサイト/教えて 骨髄バン子ちゃん
https://www.jmdp-donor-special.jp/
ドナー登録自体は献血センターや保健所で約2mLを採血するだけで、時間も15分程度と簡単に行えます。
※秋田県や秋田市でも骨髄バンクドナー登録を紹介しています。
https://www.city.akita.lg.jp/kurashi/kenko/1005372/1023499.html
https://www.pref.akita.lg.jp/pages/archive/981
さて、もしドナー登録後に骨髄が適合した場合、どのような流れになるかご存知でしょうか?
骨髄提供は全身麻酔で行われ3〜4日程度の入院が必要となります。
事前にコーディネーターさんとの打ち合わせや健康診断もあります。
つまり1週間程度は必要になるわけです。
普通にお仕事をされている方にとって1週間仕事を休むのは大変ですよね。
自治体によっては独自に「ドナー助成制度」を導入していますが、残念ながら秋田県も秋田市にもこの制度がありません。
昨年7月時点で「ドナー助成制度」を導入しているのは26都府県。東北では秋田以外すべての県で導入済みです。
https://www.jmdp.or.jp/documents/file/02_donation/donor_prefectures.pdf
例えば青森市では、ドナー本人だけではなく、ドナー休暇を制度化している事業所にも助成しています。
▼ドナー
2万円×骨髄等の提供に要した通院又は入院の日数(ドナー休暇を取得した日を除き、7日間を上限とする。)
▼事業所
1万円×ドナーが取得したドナー休暇の日数(7日間を上限とする。)
https://www.city.aomori.aomori.jp/hoken-yobou/kotuzui-bank/documents/1.html
仙台市や福島市、山形市なども7日間を上限とし、1日あたり2万円を助成しています。
もちろん骨髄バンクやドナー登録制度はお金が目的ではありませんが、少しでもドナーの負担が軽くなるよう秋田市にも働きかけ、ひとりでも多くの方を救っていきたいと思います。