30年以上続く異業種グループで、県政報告をしてきました。
県議会で質疑・提言した「豪雨災害対応」、「治水対策」、「熊出没対応」に加え、「人口減少対策」「人口減少が進んだ社会」、いわゆる秋田の将来像について。2050年の将来予測として、秋田県人口が56万人になるとの報道を記憶されている方も多いと思います。
人口減少社会に対応したまちづくりとして、「県内経済圏の収斂化」と「水やエネルギーなどの自立分散型集落」の可能性について、私の考えをお伝えしました。
ところで、先日の人口戦略会議が発表した「消滅可能性自治体」について。
これは、一つの分析結果として真摯に受け止めることも必要ですが、「消滅」と言う言葉に、一喜一憂するべきものではないこと、むしろ、注目すべきは、若年女性が将来的にも多いと予想される「自立持続可能性自治体」として分類された65自治体を分析することこそが大事であるとの考えを、お話しさせていただきました。
多くの自治体が「消滅可能自治体」とされた一方、「持続可能自治体」として上位にランクインした自治体があります。
「住みたい街」ブランドを向上させ、人口増加を続ける「千葉県流山市」です。
流山市のまちづくりは、ビジネス戦略の視点を取り入れることで、街の価値を高めるものです。「マーケティング手法を使ったブランディング戦略」、「住民のライフスタイルに寄り添った送迎保育ステーション」、「グリーンチェーン戦略を活用した企業や市民の当事者意識やシビックプライドの醸成」など、井崎市長の戦略が功を奏したといえるものです。
流山市同様、私たちが暮らす秋田は、単なる人口減少対策に留まらず、「街の価値を高めるまちづくり」の実践が求めれているはずです。
これからも、「街の価値を高めるまちづくり」のあり方について、皆さんと共有していきたいと考えています。
なお、同市の井崎市長とは、対談させていただいたことがあります。ちょっと長いですが、お時間のある方にご覧いただければ。
■1 https://www.youtube.com/watch?v=ct4v4_gzzd8
■2 https://www.youtube.com/watch?v=3Am5t1rAZ3c
■3 https://www.youtube.com/watch?v=dr5J7IM3_zk