たけうちブログ

「電子国家エストニアの設立経緯と秋田県が学べること」

4月に秋田県議団有志で視察したエストニア。元駐エストニア特命全権大使の北岡元氏に秋田で講演いただきました。
1991年の独立後30年余りで、世界一の電子国家と呼ばれるまでになったエストニア。具体的には、
・IDカード(日本でいうマイナカード)は国民の99%が保有。
・デジタル署名は1日5万件
・公共サービスは100%オンラインで24時間対応
・2005年に電子投票がスタート、2023年の国会選挙では半数以上が電子投票

このような電子国家への道のりとして、北岡さんはポイント3点を指摘されました。

1)子どもたちの「教育」に力を入れ、徐々に国民全体へ広げていったこと。
1996年タイガーリープというプログラムで子どもたちに端末を配布。2001年には全ての学校のオンライン化を実現。
その後、取り残される人が出ないよう、企業やNPOによる住民へのきめ細かい研修プログラムも行った。
また、学校のデジタル化を受けて、村役場、図書館などの公共の場にも端末が整備された。
民間においても、分散化・過疎化する銀行支店のネットバンキング化が進んだ。

2)デジタル化を進める上で国民の信頼を獲得したこと。
データは国民のもの。なりすましでのアクセスやデータの書き換えをセキュリティ技術だけでなく、厳しい罰則などで防止したこと。

3)デジタル化でのコストダウンを更なる環境整備に再投資したこと。
デジタル化によってGDPの2%のコストを削減。さらなるデジタル化の進展で国民が利便性を実感できる社会づくりへ再投資したこと。

私の印象が残った言葉は、「文化こそが、エストニア人にとって特別の武器!」。
占領下も、独立後も、また占領されるかもしれないという脅威の中、レジスタンスを諦めなかったエストニア。
国を守る気持ちを歌で共有した「ソングフェスティバル」は現在も開催されており、数万人が集結しています。
デジタル化という国策の根底にある民族の強い意志を新ためて気付かされました。
秋田県政に活かしていくうえで貴重な講演でした。


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