たけうちブログ

秋田市ゆき総合対策基本計画

秋田市には、平成24年度の豪雪を受けて作られた「秋田市ゆき総合対策基本計画」というものがあります。
https://www.city.akita.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/007/330/yukikeikaku.pdf

今年の除雪もこの計画に基づいて作業されています。
https://www.city.akita.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/007/331/kihonnkeikaku2.pdf

ご覧いただくとわかりますが、除雪の出動基準や作業する道路区分、優先順位なども記載されてます。
今回の大雪を機にこの計画を改めて読んでみましたが、とてもよくできてると思います。
ただし、ちょっと気にある点がありました。
計画が策定されてからかなりの時間が経つのですが、実際これでよかったのかどうか?
P(計画)D(実行)C(評価)A(改善)の『C』と『A』が見えないのです。

計画はしました。
実行もしました。
では評価はどうなのでしょう?

「概ねうまくいきました」のような評価ではなく『○○%対応済み』などの数値評価が見えません。
平成24年の町内会長のアンケートでは、生活道路の除排雪状況が「悪かった」「やや悪かった」を合わせて75%あります。
今回の結果はどうなのかが気になるところです。

PDCAサイクルは生産技術における品質管理などの継続的改善手法ですが、行政も結果をもとに改善していくことが大事です。
市民生活に直結することであれば、スピード感を持って行わなければなりません。
雪が降らない暖冬のときは問題ありませんが、降ってから慌てて考えても間に合いません。
災害に備えて準備しておくのは行政の仕事です。
「PD」だけではなく「PDCA」を何度も何度も回せる秋田市になっていかなければなりません。

sing シング
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