英国籍クルーズ船・ダイヤモンドプリンセス号の来秋に合わせ、「英語による千秋公園ガイドとお茶会によるおもてなしツアー」をボランティアの仲間と試行的に実施しました。

これは今年4月のダイヤモンドプリンセス号来秋時に多くの外国人のクルーズ客が街なかでとまどっている姿を見て、もっとおもてなしができないかと感じたことがきっかけとなり、スタートした企画でした。その後、同様のことを感じていた茶道の先生とも意気投合し、英語による公園ガイドとお茶会をセットで実施するアイデアが固まりました。

そして、いつも通り、思いを言葉にして、各方面に呼びかけたところ、秋田在住の外国人、英語に関心がある方々、着物による街おこし模索している仲間が集まり、即席ではありましたが、プロジェクトチームが結成され、実施にこぎついたところです。

結果として、9月7日と20日の2日間で合計66名をおもてなしさせていただきました。オーストラリア、英国、米国、カナダ、ルーマニアなど沢山の国の方々から、「こんな素晴らしい経験ができるなんて想像していなかった」「この企画の行動力に感謝する」「突然のボーナスをもらったようだ」などと嬉しい感謝の言葉をいただきました。

また今回は車椅子の参加者もおり、急遽別コースでガイドするなど臨機応変に対応させていただきましたが、公園の在り方を含む様々な気づきを頂いたところです。

今回の経験から、外国人向けのおもてなしにおいて、受け身ではなく、一歩踏み込んだコミュニケーションやサービスが重要なことを学ばせていただきました。今回の試行結果を基に、来年は本格的なおもてなしを仕掛けていこうと思います。